◇動画制作費

WEBCMの制作費用の基本料金は、「プリプロダクション制作費」、「撮影費」、「ポストプロダクション制作費」です。この基本料金に、必要に応じて様々なオプション費用が追加されます。

・プリプロダクション制作費

WEB制作における撮影の準備作業に要する費用のことです。具体的な費用内訳は、企画構成費、絵コンテ作成費、制作準備費、制作進行費などとなっています。また、クライアントから提供された画像や写真をWEBCM用に加工する画像加工費がかかるケースもあります。

・撮影費

WEBCMの撮影にかかる費用のことです。演出費用やロケセッティング費用（ロケハン費用なども含む）、メインカメラやサブカメラなどの撮影機材のレンタル費用やカメラマンなどの人件費（単価×撮影日数）がこれに当たります。また必要に応じて、スタビライザーや簡易クレーンなどの特殊機材のレンタル費用も必要です。

・ポストプロダクション費用

撮影完了後にWEBCMを完成品・納入物として仕上げるために必要な費用のことです。具体的には、グレーディング（色彩補正）費、映像編集費、音声編集費、ナレーションの録音費、アフレコ・効果音の追加費、映像・音声の補正・修正・修復などの費用が含まれます。

◇オプション費用

撮影が延びれば一日あたりの単価が日数分必要です。またVFX用カメラなどの特殊な機材を使用する場合や著作権使用料が発生するような素材を使う場合、撮影スタジオを利用する場合には、追加費用がかかります。

◇広告配信費

WEBCMでは、制作と配信がセットになることが多いです。配信のための費用には以下があります。

・広告費

広告をSNSや動画サイトに配信するには、配信元に対して広告費の支払いが必要です。配信元となる媒体にもよりますが、多くは数百円から出稿することができます。

しかし、制作会社に依頼する場合は最低の金額が設定されていることも多いため、依頼時に確認するのが確実です。

制作会社を通した場合には、制作費や運用費用なども含まれるため、月額30～50万円となることもあります。月額と何ヵ月間運用するのかを、予算とともに検討しておくとよいでしょう。

・手数料

動画の配信を外注することになるため、その際に手数料が発生します。運用代行の業務に対して発生するため、依頼する内容や制作会社などによっても変わってくる金額です。

一般的には広告費に対して2割が手数料の相場といわれていますが、こちらも依頼時に確認すると安心できます。