◇TVCM

TVCMは、番組の途中や番組と番組の間などに放送される広告です。そのため年齢や性別などにかかわらず、TVを視聴している不特定多数の人へ一斉配信が行えます。一方的に企業の製品や活動を宣伝できるため、新しい顧客開拓や企業の認知度を高める効果が期待できます。

また、TVはPCやスマホなどに比べて画面が大きいというメリットがあります。ぱっと見ただけでも注意を引きやすく、小さな商品であっても大きく写し出してアピールできます。この点においても、多くの人に企業や商品を「知ってもらう」という目的に適しているのです。

ただしTVでしかCMを見ることができないため、TVを視聴しない人へ情報を届けられません。また15秒や30秒など時間が決められているため、伝えられる情報量が限られてしまいます。

さらに予算の問題もあります。TVCMは、テレビ局ごとに定められている配信料を支払わなければなりません。動画制作費用に加えて、100万円～200万円の予算が必要です。

◇WEBCM

WEBCMは、WEBサイト上で公開する動画広告です。ネット回線やスマホ、SNSの普及などから、近年急激に影響力を増しています。

コーポレートサイトや動画サイト、SNSなどでWEBCMを公開すると、興味を持った人がパソコンやスマホなど様々なデバイスで視聴します。そこからさらにSNSなどで拡散されると、商品などの認知や購買を促進できるのです。そのためマーケティング戦略において、多くの企業がWEBCMを重視しています。

またWEBCMの場合は、動画の公開先を指定できます。さらに年齢や関心などからターゲットを絞れば、特定のユーザー層を狙って配信することも可能です。例えば購買率の高いターゲット層に向けたWEBCMを配信して、リピート購入を促すといった活用が挙げられます。

動画の時間と予算についても、TVCMと比べて大きな差があります。WEBCMにどういった役割を持たせるかによって最適な時間は変わりますが、5秒程度から数分あるいは数十分と様々なパターンで制作できます。

予算については、動画制作費用とCMの配信料の両方が必要になることは変わりありません。しかしはるかに低予算で制作が可能となります。

例えば音が聴けない場所での再生に配慮したWEBCMは、テキストと映像をメインに作ることも少なくありません。このような動画は人件費を抑えられるので、制作費も削減できます。

また、WEBCMの支払い方法も費用の軽減につながります。例えば動画サイトなどでは「広告が最後まで再生された」「広告が規定の秒数以上再生された」などで支払い金額が決定します。そのため掲載先によっては、数百円程度の初期費用でCMを配信することも可能です。

ただし商品の購買など次のアクションへつなげるためには、ターゲットの欲求を満たすような動画を制作する必要があります。

Y’sでは、それぞれの案件について最適なプロダクションチームを組み、最も効果的な映像や空間、グラフィックなどをご提案いたします。